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「はじめまして、今日からよろしくお願いします。」
転入生が来た。
その子はとても綺麗だった。
周りの男子たちは皆心奪われた。
なかには果敢にも何度も話しかけに行っては邪険にされているようだ。
ばかなやつらめ。
それはそうだ、ぼくも含めどいつも彼女にはふさわしくない奴らばかりだ。
何のとりえもないぼくが話しかけに行くことなんてできなかった。
ぼくは自分に自信がないのだ。
こんな貧弱なぼくではだめだ。
それから毎日筋トレをし体を作り上げた。
授業が終わると急いで家に帰りトレーニングをした。
食事制限、ウエイトトレーニング、ランニング……。
とてもハードなトレーニングだったがぼくは耐えた。
それも、彼女にふさわしい男になるためだ。
そして僕はついに完璧な体を手に入れた。
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