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自称神様
放課後、物理の先生に呼ばれ職員室に行くとこれ以上酷い点数を取ったら夏休みは補講と脅された。
教室に鞄を取りに戻ると、席が隣の幼なじみの彩月が寝ていた。
下校時刻まで残り30分。
起こしてあげようと思い、声をかける。
「あの〜、彩月さん? そろそろ起きないと下校時刻ですよ?」
声をかけても反応無し。
机の上に置いてあるスマホは画面はついたまま。
電源を切ってあげようとスマホに手を近づけると
「見た? 」
と彩月の声。
「少しだけ見た」
申し訳なさそうに謝ると
「別に、優希ならいい」
と返ってきた。
開いてあったアプリはSNSアプリ。
一瞬だったから分からないが、悪口らしきものが書いてあった。
「優希は気にしなくていいから。」
そう言った彼女は少し悲しい顔をしていた。
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