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「雨は、目に見えるから、私の涙だって言ったら信じてくれ?」
「僕は信じるよ! だから泣かないで。涙をこれ以上流さないで!」
「バイバイ。今ままでありがとう。」
その言葉を聞いた僕は目を開けた。
いつもは眩しい朝日はどこにもいなかった。
いつも通り学校へ行くと、僕の隣の、彼女の席は無くなっていた。
「あれ?彩月の席は?」
「彩月って誰?」
友達に聞いたけれど何故か、誰も彩月の事を知らなかった。
体調不良を理由に学校を早退し、家に帰りお母さんに彩月の事を聞くと「新しい彼女?」と言われてしまった。
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