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将来有望な見た目もいい男。
こんな男はそうそういない。
そんな彼と付き合って一年半。
そろそろプロポーズかも知れない。
大事な話しがあると呼び出された。
おしゃれをして行ったレストラン。
そろそろデザートだ。
どきどきする。
「悪い別れてくれ。」
「……なんで?」
「部長の娘さんと結婚する事に決まった。」
「私と付き合ってたのに…」
「ごめん。」
想定外だ。
彼は私より出世を望んだってことか。
まぁ似たもの同士って事だったのね。
「わかったわ。お幸せに。」
あっさりと別れてやった。
後で後悔しやがれ。
惜しい女だったてな。
出世欲に目が眩んで不幸になりやがれ!
帰り道、頬に涙が伝った。
これは悔し涙だ。
絶対、あいつよりいい男捕まえてやる。
固く決意した。
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