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「んで結局なんで天城は倒れたんだ?」
と唐突に転校生が聞いてきた。
「「「「……」」」」
私とノブ、おねーちゃんと美音は同時に黙りこくってしまった。
やばいこと聞いたかな?という顔で転校生と氷の貴公子は顔を見合わせている。
『キーンコーンカーンコーン』
とちょうどいいタイミングで最終下校のチャイムが鳴った。
(よかった。ちょうどいいタイミングだった。)
「さーて生徒の皆さんはもう家に帰りましょうね。あ、そうだノブ君今日さハルに家に来ないかって誘われてるからお邪魔するよ。」
「あ、はい」
「ねぇおねーちゃん、それ私も一緒に行っちゃだめ?」
ノブとおねーちゃんがいいと言ってくれたので、私もノブの家に行くことになった。
「あのさぁ水をさすようで悪いんだけど、そのハルって人だれ?」
と氷の貴公子が聞いてきた。
「あぁ本名飯山春樹。俺の兄貴で、瑠偉さんの彼氏」
「あらぁノブ君それはちょっと違うわよ」
「え…兄貴と別れたんすか?」
「違うにきまってんでしょーが!!実はこの間、ハルと○○パークにデートにいったt「おねーちゃんと春樹さん婚約したんだって!」
このままでは話が長くなると察して私はおねーちゃんの話を遮った。
「もう!玲最後まで言わせてよ!それでねこの間○○パークに行っt「あ、おめでとうございまーす」
ノブも話が長引くことを察したのか話を遮った。
「あ、じゃ私たち帰りますね。瑠偉さん」
と美音が言って私たちはスタコラと保健室を後にした。
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