3人が本棚に入れています
本棚に追加
「はーいホームルーム始めます!」
そう言って私たちの担任が入ってきた。
先生の長い話が始まった。私は態度だけ聞いているフリをしてボーっとしていたら、後ろから肩を叩かれた。びっくりして後ろを向くと
「よぉ天城今日も教室入るなり富山に話しかけられてたよな。」
「なんだ飯山か、ほんとだよね。朝一からクイーンに話しかけられるなんてマジでだるいよね。なんかすげー萎えたもん。」
飯山、本名は飯山信彦美音と同じく小学校からの幼馴染だ。ちなみに飯山のことは学校では『飯山』と読んでいるが学校外では『ノブ』と読んでいる。
「なんだとはなんだお前の大好きなイケメンじゃなくて悪かったな。で、お前何で富山のことクイーンって読んでるんだよ?」
「え だってそれは富山っていかにも女王様って感じじゃん!」
「は━いじゃあ新しい友達を紹介します!皆仲良くしてあげてください。入ってきていいよ。」
先生がそういうと教室のどあが開き転校生が入ってきた。
その顔を見て私はびっくりした。だってそれは朝道を聞いてきたイケメンだったから。(他のみんなは違う意味でびっくりしていた。)
イケメンクンが黒板に名前を書き自己紹介を始めた。
「初めまして。氷山朔です。よろしく。」
それだけ言った。
「えーと 席は飯山君のとなりね。飯山君の前にいる天城さんは頼りがいのある人だから分からないことがあったら、二人に聞いてね。」
イェス!先生神!イケメンのオーラを生で感じられるじゃん!ラッキー
「良かったな。転校生がイケメンで。」
とノブが声をかけてきた。
「うん!良かった!」
氷山朔クンが席につくなりノブが私の気になっていたことを聞いてくれた。
「なぁ氷山この学校にもう一人お前と同じ苗字の『氷山冬夜』っていうヤツがいるんだけど知ってるか?」
(うんうん。それ私も気になってた。)
「…はっ!?トーヤここの学校なのか?聞いてないぞ!おい!そこのお前」
「俺はお前じゃない飯山信彦だ!」
「分かったから。飯山そいつ何組か知ってるか?」
「俺はよく知らねーけど天城なら知ってるんじゃねーか?」
黙って二人の話を聞いていた私は自分の名前がいきなりでてびっくりしてまった。
最初のコメントを投稿しよう!