天敵登場 転校生side

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天敵登場 転校生side

俺は今日から転校して新しい学校に行くことになった。 (桜林学園ってどっちだっけ?この道であってる? ああれって確か桜林学園の女子制服じゃないか?) 「おいそこのお前聞きたいことがあるんだが」 「はいなんでしょうか」 そう俺がいうとその女の子は振り返った。 (すげー嫌そうだな。まぁとりあえず聞いてみるか) 「桜林学園はこっちの道であってるか?」 「……」 その女の子は俺のことを見ながらぼーっとしていた。 (不思議な奴だな。でもこの女意外とかわいいかも) 俺はその女に道を教えてもらった後学校へ行き校長先生の長ったらしい話に付き合った後新しい教室に向かった。 新しい担任の先生に呼ばれ教室に入り思わず声を出してしまいそうになった。 (あ あの女道を聞いた女じゃん) 新しい席に着き授業が始まった。 「なぁ氷山この学校にもう一人お前と同じ苗字の『氷山冬夜』っていうヤツがいるんだけど知ってるか?」 と隣の男子が声をかけてきた。 (って今トーヤの名前出したか?) 「…はっ!?トーヤここの学校なのか?聞いてないぞ!おい!そこのお前」 俺は驚いてしまい思わず声を出してしまった。 「俺はお前じゃない飯山信彦だ!」 「分かったから。飯山そいつ何組か知ってるか?」 「俺はよく知らねーけど天城なら知ってるんじゃねーか?」 「天城って誰だ?」 「俺の前の席に座ってる女だよ」 (あの女『天城』っていうのか) 「おい天城氷山冬夜のクラス知ってるか?」 「え、あD組だと思います。」 (でもなんでトーヤは俺に何も言わなかったんだ?) ・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ 授業が終わるなり俺は天城に教えてもらったトーヤのクラスへ行った。 トーヤはすぐに俺のことを見つけてこっちに向かってきた。
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