第1話 出会ったのは皇帝陛下!?

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日本を経って18時間。 飛行機を降り、小さな空港になぜか置いてある、アルッティさんの車に乗って、私はルシッカという国を見始めた。 「緑の多い国なんですね。」 「はい。あまり開発していない。自然を大切にする国なんです。」 いろいろと聞いていると、この国は少ない民族が、力を合わせて生きているという。 そういう国って、意外と好き。 「ほら見えて来ました。」 アルッティさんが指さす方向を見ると、そこには中世のお城が立っていた。 「立派なお城ですね。観光とか、皆来そうですね。」 そう言うと、アルッティさんは大笑いした。 「今でも皇帝、住んでいる。観光の為じゃない。」 「ええっ!?」 もしかして、皇帝がいるの?こんな小さな国に!? って、失礼か。
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