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リルオー
ツギーデ家農場は主に牛を扱う牧牛農場であった。
その隣のツギノー二家農場では牧羊を主に営んでいた。
両家の敷地を隔てる柵まで家畜たちが足を延ばしその柵越しに牛と羊がお互い興味深そうに鼻を突き合わせるなどして一見すると平和なものだ。
しかし内情は違った、大いに違った。
他の生き物、家畜と共に生きるというのはその世話を考えると1年間で1日も休みが無い、という事でそれはとても大変な事なのだった。
携わる者の情熱、愛情、指向性が試される。
しかしそこに喜びを見出すことができる者ならば大いに楽しくやりがいもありそれなりに成功する事もできた。
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