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ある時ドリーがこんなことを言った。
「衣服の街って知ってるかい?」
それにリルオーが答える。
「はい、城下の街に行く途中で通りますから、でも立ち寄ったことはありません」
「寂しいこと言うなあ、ぜひ、今度遊びに来てくれよ」
「でも用事がありません、食料の街には行くことあるんですけど」
「家の手伝いで、だろ」
「そうです」
「ハーイから聞いてるよ、食料展示で食料街に来るっていうのは」
「そうなんです、でも大変なんです・・・・」
「じゃあ、その時には衣服の街で宿泊してくれよ、いい宿紹介するよ」
「はい、ありがとうございます!」
かくして年の差が結構ある二人による交流がここから始まったのだった。
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