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ハイージ
そうこうしているうちにルヨーノの姉、ハイージがやってきた。
そしてリルオーとその日初めての挨拶を交す、助け舟とはこの事だ。
こちらは割と齢が離れているせいもあってちょっかいを出す事は無かったし
ふざけた感じにもならなかった。
そもそも話がすぐ通じるのでそうする暇も必要も無い。
「リル、おはよう。」
実に穏やかかつ爽やかな挨拶だ、それにルヨーノと違って声が優しい。
「おはよう、ハイージ。」
それに答えるリルオーだが彼なりにリスペクトを表しているのかハイージの名はニックネーム呼びしていなかった。
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