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ドリースバン
だがそこで一つ残念だったのはルヨーノ姉のフィアンセ、ドリーがいなかった事だ。
彼は今、ある国家主導のプロジェクト(第3次西方遠征隊)に参加していた。
それは未だよく事情が分かっていない西方探索の旅であった。
そんな国家的プロジェクトに何故、彼が加わっていたのだろう・・・・
リルオーの周りに同じ年頃の子供はルヨーノしかいなかった。
そしてその腕白ぶりを発揮する相手として彼女は適当ではなかった。
そんなところにハイージの恋人と称する(自分で言っちゃう)ドリースバン・
ノッテンという青年が現れツギノーニの家を頻繁に訪れるようになっていた。
彼は”衣服の街”出身で素朴な服装をしていた農家の人々と違い都会的?で
垢抜けた?格好をしていた。
しかしそれは都会?に住む者の間の価値観に基づいたものであり農業を営む
環境にいる人たちからみればブっ飛んでいた。
彼とハイージはいつ、どこで知り合ったのだろう?
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