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そんな疑問をリルオーが抱いたのはかなり後からでしかも結局のところそれは
今に至るまで分からずじまいである。
しかしより共感性のある(取っ組み合う)遊び相手が欲しかっただけの少年
にとってそれはどうでもいい事なのだった。
(「よくぞドリーのような人を見つけてきてくれた、ハイージ!」)
リルオーはある意味、彼女の両親よりそう思っていたくらいだ。
ドリーは気さくだった、ドリーはリルオーと一緒によく遊んでくれた、ドリーは齢が離れているもののリルオーと気が合った。
今、考えてみればそれはドリーの方がリルオーに合わせてくれていたからかもしれない。
リルオーが姉の妹ルヨーノの幼馴染と知って特に気にかけてくれていたのかもしれない。
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