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「そんなハシタナイ恰好で、廊下にでようとするなんて……先輩マゾなんですか? それとも淫乱っていうんですかね?」
「あッ⁉︎」
破かれたシャツの裾から見える小さな粒を、キュッと指でつままれた。それだけで全身になんとも言えない疼きが這い上がる。
「ぁん……んッぁ」
「先輩、気持ちいですか?」
クリクリと、押しつぶされたものを捏ねるようにされると、俺の喉からうわずった高い声が鳴る。自分の声じゃないみたいだ。それもそのはずで、悠斗自身でさえ一度も聞いた時がなかった。
そういえば言ってなかったみたいですが、俺はまだDUTEI!そしてもちろんSHOJO!!学園に入っていたといっても、そんなみんなして大人の階段登れるわけないじゃん。
ただでさえ人気は生徒会とかに取られているのだから!!
恥ずかしくてたまらないその声は、必死に止めようと思っても全然止まらない。
初めはただくすぐったいだけだったのに――……
冷たい高宮の指先が俺の小さな突起をやさしくなでるたび、小さな快感の波が押し寄せる。
「ふっ……んッ……はぁ…ぁっ…ん」
ジンッと疼く快感に自然と腰がうねる。それがひどく恥ずかしかった。
感じたくないのに、初めての快感に過剰におぼれてしまう。
嫌でたまらないはずなのに。
理性と矛盾して厭らしく反応してしまう体に、涙が浮かんだ。
「先輩、顔上げてください」
「ん…いゃ…ぁ」
「ダメです」
グイッ
「あっ」
嫌だと言ったはずなのに、高宮はお構いなしだった。無理やり悠斗の顎をつかみ、頭一個分違う顔を見上げさせられる。
溢れた涙が頬を伝って高宮の手を濡らした。
悠斗の顔は屈辱にゆがんでいた。
同時に快感に侵されていて息が上がり、半分開いた唇から赤い舌が男の欲情を酌みとる。白い頬も、紅を厭らしく散らしていた。
快感に頭が付いていけてないことが分かりやすく顔に出ていた。
「いやっだ……」
見られた!
悠斗の目が見開き、さらに顔を赤らめる。
ブンッ
恥ずかしい気持ちが一気に頂点まで達し、思いっきり暴れて手を振り切る。
その衝撃で、ヅルヅルと力が抜け背中からドアにもたれかかる。
「おっと……大丈夫ですか?」
腰を掴まれゆっくりと下に座られながら耳元でささやいてきた。
「ぁっっ……」
ついでにペロリと首筋から耳裏までを舐めあげられ、湧き上がる甘い快感に完璧に腰が抜けてしまった。
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