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白き沈丁花の君へ
※自作歌詞
※バラード
※参考
メトロノーム(テンポ)80
~ 白き沈丁花の君へ ~
何気無く開いたケータイ
いつもと変わらない画面も
今はもう 叶わない
君との些細なやりとり
窓を開け 外を眺めれば
風に揺れ ふっと香る思い出の匂い
他の色に染まることを知らない
白き花は 君のよう
素直で不器用な優しさが
ボクはなによりも好きでした
夜には 二人で抜け出して
車を走らせた夏の日の夜景
「 内緒 」だと笑ったホタルの光
秋には 肩を並べ 歩いた
近所の小さな祭り
「 友人 」だと言った照れ隠し
冬には 手を取り合った
ダブルベッドの中
「 一夜 」だと触れた熱い指先
月日が巡り春が訪れる
瞼の裏に残る思い出の数々
あの日に戻りたいと何度も望む
もう、叶わない夢
共に過ごした十年の歳月
君との出逢いがボクの
宝物でした
何度も喧嘩しては笑って
いつもと同じ髪型も
今はもう 望む事が出来ない
君の頬に濡れる涙の滴
窓を開け 外を眺めれば
風に乗って ふっと香る思い出の匂い
他の色に染まることを知った
白き花は 君なんだ
素直で不器用な優しさが
ボクはなによりも好きだった
夜には 一人で抜け出して
車を走らせた夏の日の再会
「 内緒 」だと笑った腕の中
秋には 御守りを握って 願った
病室の小さな一室
「 頑張る 」と言った 約束
冬には 笑顔で迎えた
コンビニの前で
「 好きだと 」と告げた言葉
月日が巡り春が訪れる
瞼の裏に残る思い出の数々
あの日に戻りたいと何度も望む
もう、叶わない夢
共に過ごした十年の歳月
君との出逢いがボクの宝物でした
遠く離ればなれになるけれど
春に咲く白き花は
いつまでも君と思う
サヨナラは言わないよ
また“ 春 “に会おう
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