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あの電話の日から一週間がたった。
目が覚め、出かける準備をする。
待ち合わせ場所は和歌山県の崖の近くの最寄り駅。青木は少しニヤつきながら家を出た。
青木の家の最寄り駅から名古屋駅へ。それから新幹線に乗って大阪駅。乗り換えて崖の近くの最寄り駅に着く。約三時間の長旅だったが、全然苦痛ではない。これから楽しい事がおこる。
青木は駅を出ると目の前のロータリーを見回した。夜の9時だから暗いが、軽自動車の近くに人が立っているのが見えた。その人物は青木に手を振った。
「おーい、青木くん、こっちだよ!」
歩みを進めて近寄ると、軽自動車の中が見え、人が一人乗っている。もう一人の背中を押すヤツか。
「この時間にこの駅に来る者は少ないからす
ぐ青木くんだと分かったよ、さぁ乗った乗
った。すでに君の相方の笹山くんは30分
前に私の車に乗っている。
早く出発しよう。」
青木は勝の軽自動車に乗り込んだ。
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