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まずはバス停に向かおう。この時間なら、夜行バスがあるはずだ。見上げた夜空には満月が光り、星が煌めいていた。
…━━
「?」
ふと視界の端に、何かが見えた。
「!」
流れ星だ!いや、流星群じゃないか!そういえば、テレビのニュースでも流星群の話をしていた気がする。キラキラ輝く星たち。
…星は、神と同じくらい、願いをかける対象だ。まあ神なんて信じちゃいないが。けれど、願いはないと言えば…嘘になる。
「……」
俺は流星群に、願いをかけた。
どんなヤツであっても構わない、俺にとって、"唯一の存在"がほしい━━。
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