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他人事だと思って余裕そうに喋りやがって……。
俺は電話を切り、家へと走った。
これ以上危険な外にいる必要はない。
家に帰ってしまえばこっちのもんだ。
ちゃんと質問には答えたしな。
家には妹もいるはずだし、まぁなんとかしてくれるだろ。
ガチャリ、
「ただいまー。って、暗っ!なんで電気つけないんだよ!」
パチ、
電気をつけた俺は、目の前の光景に言葉を失った。
血まみれの妹、その横に立つ赤い女、その手に握るものは…傘。
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