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「じゃあ二三、気をつけていってらっしゃい!いつかの事……ヨロシクね!」
『任しといてよ一姉!』
「では始めますよ」
先生が眠っているいっちゃんのオデコとあたしのオデコに手を当てると、次第に意識が遠退いていくのを感じ取った。
そして、あたしは遠退いていく意識の中、なんとかして先生が話してくれた内容を思い浮かべてみたんだ。
それは、先生が過去を支配できる能力を持っていることや、その過去といっても先生が能力を開花させたとこまでしか時間を遡れないってことや・・・ああ━━!なんだか頭がこんがらがってきたっ!!
そんな事よりも、あたしたち三姉妹の能力がまさか【お父様】の手によるものだったなんて・・・もしかして、あたしたちは【お父様】にとって、只の研究材料に過ぎなかったのだろうか?
もしそうなら・・・絶対に許せない!
そう思いながら、あたしは完全に意識を失ったんだ・・・。
続く・・・
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