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みんな一緒
ある朝、たけのこ君と同じクラスのサッカー
君がお父さんとの別れがさみしくて保育園に
入れずにメソメソしていました。
たけのこ君は、何も言わず、さっとサッカー
君の手を引いて、二人で走って保育園に入っ
て行きました。
次の日の朝、今度はたけのこ君がお母さんと
別れるのが寂しくてしょげていました。
するとサッカー君が、たけのこ君に言いまし
た。
「別れが寂しくても我慢しないとあかん
ねんで」
そう言ったかと思うと、今後は、サッカー君
がたけの君の手をつないで、一緒に保育園の
中に入ってきました。
そんなたけのこ君も、さらにたけのこのよう
に背が伸びて、今やお母さんの背を抜き、お
父さんと並ぶようになりました。
サッカー君はというと、お父さんを上から見
下ろすほどに成長していました。
これからは、どんな成長が見られるのでしょうか。
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