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先週、ひどい喧嘩別れしたまま、音信不通だった彼女からメールが届いた。
こんばんはー! 今日も寒かったね。
れお君、突然だけど、今日 空いてる?
会社、今、仕事終わったんだけど
ランドマークの前辺りで待ち合わせして
これから会わない?
六時半過ぎには着くと思うから。
ショッピングとかもしたいし
荷物増えちゃったらマジごめんだけど。
急いで向かうから
首を洗って待っててくれると嬉しいな(笑)。
「首を洗って待っててって何だよ」
ったくもー、お気楽な文章だなぁ。
でも良かった、もう怒ってないようだ。
俺はすぐに「もちろんOK」と返事を返す。
そうだ、会ったらすぐに謝ろう。
見上げれば、冬の夜空に星が瞬き始めている。
俺はこのメールに隠されていた本当の意味に気付かぬまま、キンと冷えた冬の空気に身を縮こませながら、待ち合わせ場所へと足を向けた。
きっと今夜は、二人の上に沢山の星が降り注ぐ。
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