親父と呑む。

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親父と呑む。

子供の頃、親父のことを疎ましく感じていた。 こちらの話は何も聞かずに頭ごなしに叱るばかりでしかないと、怒られれば怒られるほど反発心が湧いた。 ある日、友達と遊んで遅くに家に帰ったら、親父が玄関で待ち構えていて、 「今何時だと思ってるんだ!」 と、怒鳴った。 もう18歳になっていた自分は、今さら干渉などされたくもないと頭にカチンと来て、 「うるさい! 何時に帰ったっていいだろ!」 と、大声で言い返した。
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