星が咲いたよ

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階段の上には相変わらず美しい白い毛をフワフワとさせて、冷たい目で見下ろすミィコちゃん。 その蔑んだような視線…ゾクッとするよ、堪らない…。 ああ、きみとぼくとの間には、この階段が邪魔してる… さしずめ天の川に阻まれた織姫と彦星ってところだよね。 そしたら、二階(そちら)はぼくにとって宇宙だ。 きっと未知の世界が広がってるんだ。 この階段(天の川)を越えて、二階(宇宙)へと………。 いつか、行ってみたい…、そしてそこできみに会いたい。 でもそれは今日じゃない。確か織姫と彦星は会える日が決まっていたはず。 その日に向けて、サークル()に戻って作戦の練り直しだ。 どうやったらきみに近づいて、そして二階(そちら)へと行けるか……。 一階(こちら)にはというものがあるから、ぼくは知識が豊富なんだ。 今日もなにか得られるかもしれない。 奥さんと娘たちが、というやつを見てキャーキャー言っている。しっかり見て、勉強しよう。 …………あ、そういえば重要なことを思い出した。今日、大きな収穫があったんだ。 やっぱり肉球(大事なところ)、ピンクだったな…………ふっ、ふふふっ……。 完
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