女性は父親に似た人を選ぶのか

14/15
前へ
/15ページ
次へ
だいぶ味気ない話になった。 寝室の布団の中でこんなことを考えていたら、 夫はいつの間にか眠ってしまっていた。 先程はしょぼんとしている様子が可愛くて、 訂正をいれることができなかった。 「自分で納得しない限り、自分の意見を曲げないところ」 この部分は、反抗期を引きずっている私が、今でも父親のことを尊敬していると言える要素なのだ。父親は、誰かの説得には応じない。けれど、自分でとことん調べる、分析する、追求する。 夫はその点で、喧嘩する時、本当に厄介な相手だ。それでも、この人となら、ずっと一緒にやっていけそうだとよく思う。 誰かを選んで、そばにいる。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加