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だいぶ味気ない話になった。
寝室の布団の中でこんなことを考えていたら、
夫はいつの間にか眠ってしまっていた。
先程はしょぼんとしている様子が可愛くて、
訂正をいれることができなかった。
「自分で納得しない限り、自分の意見を曲げないところ」
この部分は、反抗期を引きずっている私が、今でも父親のことを尊敬していると言える要素なのだ。父親は、誰かの説得には応じない。けれど、自分でとことん調べる、分析する、追求する。
夫はその点で、喧嘩する時、本当に厄介な相手だ。それでも、この人となら、ずっと一緒にやっていけそうだとよく思う。
誰かを選んで、そばにいる。
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