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夫は、そもそも人付き合いをあまりする気がなく、よほど懐に入れた人間にしか本心は明かさない。人間関係も、必要最低限。長々としたおしゃべりに時間を費やすことは、もったいないと考えている。
そもそも、元は全くの他人だ。
娘の夫と、妻の父親。
話が合えば一番だろうが、合わないタイプの場合だってあるだろう。
それでも。
女性が父親に似た男性を選ぶのか可能性は高いのだろう。
いわば、刷り込みに近い。
良くも悪くも、最初に記憶に留める「男性」というサンプルだ。また、ざっくり言ってしまえば、全くの同一人物がいないように、全く共通点のない人物もいない。
大なり小なり、探せば1つ位は共通点があるものだ。
だいぶ味気ない話になった。
寝室の布団の中でこんなことを考えていたら、
夫はいつの間にか眠ってしまっていた。
先程はしょぼんとしている様子が可愛くて、
訂正をいれることができなかった。
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