プロローグ

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プロローグ

昔昔、ある所に一人の女神様がいらっしゃいました。 女神様はひとつの世界をお作りになられました。 女神様はその世界を一緒に管理する神様を4人、生み出しました。 1人目は争いや勝負の女神様。 2人目は運命を管理、監視する女神様。 3人目は力を与え、奪う神様。 4人目は魔法を管理する神様。 魔術や自然溢れる広いこの世界で、4人は最初の『ヒト』を作り、増やして行きました。 やがて人も増え、沢山の国や集落が出来、世界の北東、北西、南東、南西、中央の5つに分かれてそれぞれの指揮者や法に基づき、暮らしていました。 ですがある時、中央の傲慢な独裁者が何を思ったのか4つの国と戦争を始めました。 戦争の原因は、国家機密の為分かりません。 総統閣下の残忍な行為に恐れを生して逆らえず、民衆が反抗しなかったことで中央を治める優しき国王陛下を初めとしたたくさんの人が殺されてしまいました。 各国は軍隊を作って応戦しました。 人を助けるための魔術が人を殺す武器として使われた、恐ろしい戦争でした。 魔法のせいで世界の半分は朽ち果て、魔法による地形破壊や腐食によって中央の国の半分と南北西の国に甚大な被害をもたらしました。 これは、世界に立ち向かった英雄達のお話でございます。
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