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あれから何日経ったのだろうか。
一日一回の食事だけで何日過ごしたのだろうか。
あの家に居るよりはましだけど不安だけは同じだ。
どうしても消えたりなんかしない。
不安なんて積もる一方だった。
だけどそれを表に出すことはなかった。
何故なら同じ牢に年端もいかない女の子が居たからだ。
ひとりだけだったらきっと不安で泣いていただろう。
何日も何日も泣いていただろう。
助かるわけでもないのに無駄にずっと…ずっと泣いていただろう。
私は不安に思いつつも女の子を抱きしめた。
そうするとその子は泣き出して縋り付くように私の着物を握った。
大きな声を出せば人売に怒鳴られるからか女の子は少し声を漏らすだけであとは静かに泣いた。
『大丈夫なんて言えないけど…私が一緒にいるよ』
より一層強く抱きしめ耳元で言った。
「…ほんとに?」
涙目で自然の上目遣いになる女の子はそう聞いてきた。
『えぇ、ここに居る限り一緒だよ』
落ち着かせれば女の子は眠りについた。
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