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また、来ちゃった。
あの日から毎日来るこの場所。
きっと、この先も永遠にここに立つんだと思う。
「また来てるんですか」
「悪い?」
「いいえ、悪くないですよ」
「どうしても忘れられないの。あの日、私が死んでいく光景。知夏が死んでいく光景。鈴人が死んでいく光景。幼なじみが、中学校のクラスメートの皆が、隕石で死んでいく光景」
「それは……」
「励ましなんかいらない。ねえ、協力してくれない、神様?」
「何を?」
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