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神様は、私から目を逸らさない。
さすが、神様。
「あんたが使える能力、知ってる。時間跳躍でしょ?お願い、私を過去に連れてって」
「過去に連れて行っても、いいですよ、私は。……でも、過去に戻ったら、もうあなたのいた第6世界の歴史じゃない。なぜなら、あなたが存在するから。あなたが来ていた世界になってしまいます。過去が2個できたら、1つは、新しいパラレルワールドになります。あなたたちは死んだままですが、いいですか?」
私たちは、死んだまま。
死んだ、まま。
「……大丈夫。1人でも、私が生きて欲しい。1人でも、仲間が生きて欲しい」
パラレルワールドの仲間は、私の仲間。つまり、私の仲間。
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