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08. 調停
夫婦関係等調整調停、事件名:離婚
第一回調停期日。まずは申立人である私が呼ばれた。
私が挨拶したのち、代理人である桐木先生が名刺を出すと、調停委員さん2名のうち年配の男性が「桐木というともしかして最高裁の…」と言いかけたので、桐木先生が遮るように「私の父です」と言っていた。桐木先生がものすごく嫌そうな顔をしていたので、調停委員さんからの印象が悪くなったら先生のせいにしようと思った。
調停は基本的には当事者が答えるので、先に提出していた書類の通り、私が夫の不貞による不和について話をする。不倫相手が妊娠中であり復縁の可能性はないとはっきり答えたので、20分程で終わった。
続いて相手方の夫が呼び出される。夫は神代早苗を連れてきていた。
夫には代理人を通して「利害関係人として神代早苗を連れてきて欲しい」とお願いしておいた。不倫相手が調停に参加しないと、法的拘束力が得られない。逃げられるかと心配していたが、むしろ望んで来ている様子だった。きっと私に挑みたいんだろう……。
何を主張したのかわからないが、次に呼ばれたときに調停委員さんが困った顔をしていた。

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