「僕」という存在。

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

「僕」という存在。

先日、小学校からの幼なじみと飲んだ。 今の自分の状況や、他愛のない話をした。 彼は僕の今の状況をひどく悲しんでいた。 これほどかというまでに心配していた。 ただ、いろいろと話していると彼が、 「君は話すのが上手だよ。それ活かせれるんじゃない?」 「昔と比べてすごい考えるようになったね。成長してるじゃん」 褒めてくれた。 そんなこと言われたことなかった。 純粋に嬉しかった。 褒められてこない人生だった。 褒められるより、怒られる、嫌われる人生だった 泣くほど嬉しかった。 僕のこと見てくれてるんだなって思った。 あの夜は泣きたくなるほど嬉しかった。 ありがとうな。友よ。 死にたい。とは思ってる。 いなくなった方が楽だと思ってる。 だけどこんなゴミ人間を認めてくれる人がいた。 僕は人に恵まれてる。 恋愛は下手くそで、女の人が怖いけど。 それでも褒めてくれた人はいるわけで。 まだ人生捨てない方がいいのかなとも思った。 友よ。君は人を1人少し救ったぞ。 直接いうのは恥ずかしいけど、ありがとう。 もう少しだけ、絶望の底で這い上がる努力をしようかな。 そう思った。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!