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中指で、脚の間にある奥をかき混ぜられて、
甘ったるい声が溢れる。
左手は、腰に絡みつくように回されていて。
右手は、先程から私の中をまさぐっている。
「可愛い」
耳元で、そう囁かれて背筋がぞくぞくする。
直生は、濡れた髪を後ろにかき上げており、
とてつもなく色っぽい。
熱を孕んだ瞳で始終見下ろされるこちらは、
バスルームに充満する熱気と湿度もあって、
もうふわふわしていた。
「っあ」
くっと、角度が変わる。
エコーがかかった声は妙になまめかしくて。
恥ずかしさに耐えられなくなってしまって、
慌てて口元を手で覆う。
「愛也、この手のけて。
したい」
ずるい。
低く掠れた声でねだられては従うしかない。
降参し、口元を晒すと瞬時に唇を奪われた。
熱い舌がするりと滑り込んで絡め取られる。
「ん!」
緩やかだった指の動きは突如性急になって、
激しく、ほぐしていく。
早く一つに繋がりたい。
指先と唇からその思いがひしひしと伝わり、
高められて上り詰める。
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