第四章 ~開花する淫蕩の血~

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 ベッドに下ろされたところで、再び唇を重ねられる。先程の奪うような口づけとは違い、今度はついばむような優しいキスだった。  口づけを交わしている間、着ているものを脱がされていき、気付けば一糸まとわぬ姿となっていた。  すでに裸を見られているにも拘わらず、アイヴィーは気恥ずかしさを覚えて頬を赤く染める。  そんな彼女に対しディランは、特に気にした様子もなく淡々と服を脱いでいく。 「その表情、早く俺に抱いてほしいって誘惑しているのか?」 「ゆ、誘惑なんて――」 「別に悪いことじゃねぇんだから、否定しなくてもいいだろう。それに俺は、アイヴィーにならいくらでも誘惑されたいぐらいだよ」  冗談とも本気ともつかないことを、ディランは平然と言ってのける。 「もう、おじ様ったら……」  反応に困っていると、裸になった彼が覆いかぶさってきた。  その際、アイヴィーはすかさず男根に目を向ける。  局部にある男の象徴は勃起していない状態でも大きく、淫魔のアイヴィーをたちまち魅了させてしまうほどであった。 「そんなに俺のものが欲しいのか? 後でたっぷり味わわせてやるから、まずはお前の体を堪能させてくれよ」  ディランは待ちきれないとばかりに、たわわな胸の実りを掴んで揉み始める。 「あ、あぁ……」  以前、アニエスにも同じように乳房を揉まれたが、今はその時以上に気持ちよくてたまらなかった。  ディランもまた、豊満な膨らみの量感を確かめるように揉んでは、芸術品を愛でるような眼差しで眺めるのだった。 「何度見てもいいおっぱいだな。サイズはどれぐらいあるんだ?」 「ちゃんと測ってないから……わからないけど、Jカップはあるかもって……前にアニエスお姉様が……」 「そいつはでかいな。俺はそのJカップの巨乳を、毎晩こうして触れられるというわけか」  ディランは嬉々とした表情を浮かべて、淫らな手つきで揉みしだいていく。その姿はまるで、アイヴィーの乳房に触れられて心の底から喜んでいるようである。 「あの、おじ様は……おっぱいが好きなの?」  自分でもはしたない質問だと思いつつも、アイヴィーはどうしても訊かずにはいられなかった。 「別にそういうわけじゃねぇが、アイヴィーのおっぱいは一目で気に入ったかな」  ディランは強弱をつけてやわやわと揉み続ける。 「あぁん……」  アイヴィーは悩ましげに体をよじるが、その動きが彼の欲情を煽り立てていることに気付かない。  ディランに乳房を捏ね回されるたびに、体は熱く火照り胸の鼓動も早くなっていく。  行為を始めてからまだ数分しか経っていないのに、アイヴィーの奥底に眠る淫蕩の血が早くも開花しようとしていた。 (こんなこと、おじ様に知られたらどうしよう……)  ディランに抱かれるのを望んでいたのに、いざこうして触れられると恥ずかしさが込み上げてくる。  戸惑いに揺らぐアイヴィーの瞳を見て、ディランは喉元でククッと笑う。 「何だ、まだ羞恥心を捨て切れていないのか?」  どうやら彼には全て見抜かれているようだ。  アイヴィーが返答に困って黙っていると、ディランは唐突に耳元に唇を寄せてくる。 「いい加減、認めちまえよ。俺にいやらしいことをされるのが好きな淫魔だってことを」 「ひゃ……あ……ぅ!」  更に舌先で耳朶をくすぐられ、アイヴィーは甲高い嬌声を上げて身震いした。 「さて、次はどこを刺激してやろうか? やっぱりここがいいか?」  ディランは乳房を揉みしだく傍ら、薄桃色の尖端を軽く引っ掻いた。 「あぁ……んッ!」  くすぐったさと同時に甘い痺れが生じて、アイヴィーは頬を上気させて快楽に喘いだ。 「そんなに乳首を弄られたかったのか。いいぜ、たっぷりかわいがってやるよ」  彼女の淫靡な反応を見たディランは、すっかり悦に入った様子で乳首を責め立てていく。 「はぅ……うぅ……」  蕾のような乳頭を指先で淫靡に刺激され、アイヴィーは声を上擦らせて体をビクビクと震わせる。  昨夜、初めて性行為をしたとは思えないほど、アイヴィーの体はディランの愛撫にすっかり感じるようになっていた。 「そういえば昨夜はお前から、こんな風に乳首を弄られたんだったな」  ディランから昨夜の仕返しとばかりに、指の腹でグリグリと強く押し込まれる。 「あ、ああっ! 駄目、おじ様……そんなに強くされたら……」 「強くされたら、どうなるんだ?」 「か、体がひどく……感じて、変になって……しまいそうで……」 「そうか」  ディランは一言そう告げると、乳房を揉む力を強めると同時に、乳頭を転がす指の動きも速めていった。 「あぁん! やめてくれるんじゃ……なかったの……?」 「俺はそうかと言っただけで、やめるとは一言も言ってねぇよ。それに、淫魔にはこれぐらい強い刺激のほうが気持ちいいんじゃないのか?」 「ひ、あぁ――ッ!」  痛いほど強く薄紅色の尖端を擦り上げられ、甘美な陶酔のうねりがアイヴィーの全身を駆け抜けていく。  下腹部は早くも淫らに疼き、足の間は愛液で潤い始めている。  また、ディランによって何度も執拗に弄られた乳首は、濃く色づいてぷっくりと膨らんでいた。 「こうして見ると、まるで熟れたチェリーみたいだな。甘いものは苦手だが、こんな美味そうな乳首は食っちまいたくなる」  ディランは恍惚の笑みを浮かべて舌なめずりしてみせる。  その表情や仕草が妙に艶を帯びており、アイヴィーはたまらず息を吞んで見入っていた。  それから彼はおもむろに乳房に顔を近づけ、乳輪ごと口に含んで硬くしこった乳首に吸いついた。 「は、あぁ……ん……!」  アイヴィーの淫靡な嬌声を聞いたディランは、ますます興に入ったのかより激しく吸い上げてくる。 「あぁッ! おじ様……強く吸っちゃ……いや……ん……」 「俺にはもっとしてほしいと言っているように聞こえるが」  ディランは弄うような声音で告げると、舌で舐ったり甘噛みしたりして乳首をなぶり続けた。  その一方で、もう片方の乳房を熱心に揉みしだいている。 「あ、あぁ……」  左右の異なる愛撫に翻弄され、アイヴィーの理性は深い官能に呑み込まれていく。 (もう……気持ちよすぎて、達してしまいそう……)  ディランの指や舌先が乳首を掠めるたびに、胸の奥から滾るような熱が生じる。  こんなに感じたのは初めてだ。処女を失ってからたった一日で、アイヴィーの中に眠る淫魔の本性は完全に目覚めていた。 「はぁ……」  アイヴィーが首を仰け反らせて熱い吐息をこぼすと、ディランは乳輪からそっと唇を離す。  その瞬間、快感が一気に引いていき、代わりに切なさが込み上げてくる。 「おっぱいを弄られただけでイッちまったのか? このまま下をかわいがったら、どんな反応を見せてくれるか楽しみだな」 「やぁ……ん……」  両足を大きく広げられたかと思うと、指先でツーッと恥裂をなぞられた。 「さっそく濡れてきたぜ」  ディランは長い指を花唇に出入りさせて、アイヴィーにわざと淫猥な水音を聞かせる。 「あ、あぁ……」  その淫らな指の動きに応えるように、愛液が止め処なく溢れ出てくる。 「おじ様、ごめんなさい……。せっかく換えたばかりのシーツを……また汚してしまって……」  背徳感と羞恥心から、アイヴィーはいたたまれない気持ちになる。 「シーツぐらい、また洗えばいいだけの話だ。その代わり、お前の乱れた姿をもっと見せろよ」  続いて秘核を捉えられ、焦らすようにゆっくりと撫でられた。 「ああっ……!」  アイヴィーは甘い悲鳴を上げて、体を大きく仰け反らせた。  蜜口からは新たな湧水が流れてきて、ディランの指やベッドシーツのみならず、花芯までもしとどに濡らしていく。 「ほら、もっと感じさせてやるよ」  親指と人差し指で肉芽を摘まれ、巧妙な動きで刺激される。 「うぅ……うっ、うぅ……ん……」  雌核から電流に似た愉悦が生じ、下肢全体が歓喜に震えてガクガクと痙攣する。 (おっぱいを愛撫されるのも好きだけど、やっぱりここは格別に気持ちいいわ……)  アイヴィーは陶然となってため息をついた。  彼女が素直な反応を見せてくれるのが嬉しいのか、ディランは熱心に鋭敏な尖り勃ちを転がし続ける。 「あっ……あっ……あぁッ!」  指の腹で擦られるたびにアイヴィーの肢体は激しく身悶え、二つのたわわな膨らみも波打つように大きく弾んだ。  ゆさゆさと揺れる巨乳に欲情を煽られたようで、ディランの双眸に獰猛な光が宿った。 「おっぱいを揺らすほど、クリトリスを弄られるのが気持ちいいのか?」  ディランは空いている手で乳房を掴むと、再び乳首をクリクリと責め立てる。 「や……ぁぁ……ん!」  二ヶ所の敏感な部分を責められ、足先までジンと熱くなった。 「こんなに濡らしておいて、嫌なわけねぇだろう。噓つきな淫魔には仕置きが必要だな」  ディランは嗜虐的な笑みを浮かべて、アイヴィーが感じる場所を容赦なくなぶっていく。 「ひ、あぁん!」  熾烈な快感が全身を駆け抜けた直後、陰唇から大量の潮を噴き出してアイヴィーは絶頂に果てるのだった。 「たった一晩抱いただけで、ここまで淫らな女になりやがって」 「だって……おじ様に触れられるの、すごく気持ちいいから……」 「ずいぶんとかわいいこと言ってくれるじゃないの」  彼は嬉々とした表情で秘部に顔を近づけ、充血した突起を舌先で転がした。 「はぁぁぁん!」  指で擦られる時とは違う柔らかい感触にも、アイヴィーはたちまち愉悦を覚えて濡らしてしまう。 「また濡れてきたぜ。一体、どれだけ漏らすつもりだよ?」  ディランは揶揄するように言葉で責めてくる。 「い、言わないで……」  粗相をしたみたいで恥ずかしくてたまらない。すぐにでも陰部を隠したかったが、当然ながらディランがそれを許さなかった。 「今更隠したって遅いんだよ。せっかくだから、お前のいやらしい蜜も味わってみるとするか」  それからディランは蜜口にも舌を這わせては、溢れてくる官能の滴りを口で受け止める。 「あ、ああぁーっ!」  濡れた舌で舐られて悦ぶかのように、恥裂は快楽の雫を滴らせながらヒクついた。美しく豊満な肢体からは、甘いフェロモンの香りが漂ってくる。 (駄目……。このままじゃ私、快感から抜け出せなくなりそう……)  アイヴィーは身をよじって口淫から逃れようとする。しかし、狭いベッドの上では逃げ場などなく、すぐにディランに捕らわれてしまう。 「こら、逃げるな。そうやって抵抗するなら、クリトリスをたっぷり苛めてやるから覚悟しろ」  ディランは淫芽にチュッと口づけすると、再び舌先で捉えてチロチロと舐めていった。 「ひっ! あぁ……!」  アイヴィーは腰を突き上げて喘いだ。 「あぁっ……ああん……! おじ様……許して……!」 「お前が絶頂に達したらやめてやるよ」  アイヴィーの切実な懇願もむなしく、雌核は容赦なく責め苛まれていく。  指戯だけで嫌というほどイカされたのに、これ以上舐られては歯止めが効かなくなってしまいそうで怖い。  しかしその一方で、淫魔の本能が更なる愛撫を求めるように、アイヴィーを淫獄へと堕としていくのだった。 「はぁ……あ、あぁ……」  半開きになった愛らしい唇から、艶っぽい吐息が絶え間なく漏れ出てくる。  もう逃げようとは思わなかった。一刻も早くエクスタシーを迎え、たくましい漲りを挿れてほしくてたまらなかった。 「あっ、ん……ッ! おじ様……」  アイヴィーはあえかな声で愛する男に呼びかける。 「やっと素直になったか」  皆まで聞かずとも、何を要求されているかわかったらしい。ディランは彼女を絶頂へ導くべく、可憐な尖りをひたすらくすぐり続けていく。 「あぁッ! い、いいッ!」  アイヴィーの喘ぎは一段と激しくなる。過敏になった淫核も、更に濃く色づいてペニスのように屹立していた。  アイヴィーはこの短い期間の中で、ディランの淫戯によって完全に官能の愉悦を教え込まされていった。 (これからは毎晩、こうしておじ様に気持ちよくしてもらえるのね……)  想像しただけで、身も心も官能の悦びに満たされていく。 「あぁん……」  鼻に抜けるような甘美な声と共に、アイヴィーの絶頂は瞬く間に訪れた。  ディランは唇に付着した愛汁を舐めとると、熟した媚肉や雌核を覗き込んでくる。 「は……あ……」  アイヴィーはあらわになったままの秘部を隠そうとせず、陶然となって熱っぽいため息をつく。  痴態を見られていることへの羞恥心はなく、むしろ快感すら抱き始めていたほどである。 「アイヴィーのエロい姿とフェロモンの香りに煽られて、俺のものもすっかり勃っちまったよ。見ろ、先っぽなんかはお前のクリトリスと同じ色だ」  ディランはためらうことなく、自身の屹立したものを見せつけてくる。 「あ……」  アイヴィーは欲望の猛りから目を離せなくなる。  その中でも、赤く膨張して鈴口をヒクつかせている亀頭に、視線が釘付けとなった。 (おちんちんで陰核を擦られたら、どんな風に感じるのかしら……?)  そんなふしだらな妄想をしていると、体の芯が熱く疼いて性器全体がドクドクと脈打つのだった。  それからディランはおもむろに、硬い切っ先を媚芯に押し当ててくる。 「あんっ!」  アイヴィーの下肢はビクンと痙攣した。膣口からはまた官能の滴りが溢れてくる。 「またこんなに濡らしやがって。ますます抑えられなくなるじゃねぇか」  嗜虐心に満ちた低い声音でささやいたのち、ディランは挿入を開始した。 「あ……あぅ……ん……!」  時間をかけて慣らされたからか、あるいは体が貪欲に求めていたからか、蜜壷はあっさりと巨いなるものの侵入を許した。  痛みは少しも感じなかった。代わりに愛する男を受け入れた歓びが込み上げてくる。  だが、そんな感慨に浸る間もなく、ディランは早急に自身の昂りで最奥を穿ってきた。 「ひぃッ! やぁぁん!」  貫かんばかりの勢いで膣内を擦られるのは、達したばかりの身にはかなり応えた。 「あぁっ、いや……ッ! おじ様……もっと、優しく……して……ッ!」 「何言ってやがる、昨夜はあんなに悦んでいたくせによ。今だって、本当は気持ちよくてたまらないんだろう?」 「そ、そんなこと……んんッ……!」  アイヴィーの否定の言葉を遮るように、ディランは肉棒をぐいぐい押し進めてくる。 「あっ、あっ、あっ、ああっ!」  子宮の奥に熱い亀頭が触れるたびに、彼女の全身に快楽の電流が迸り、下肢の中心がたまらなく疼く。  フェロモンの香りは一段と濃厚になり、二人の劣情を烈火のように燃え上がらせていった。  ディランは雄茎を突き入れては少し引き戻し、最奥だけでなく膣口付近にも淫靡な刺激を与えた。 「は……うぅ……んッ!」  アイヴィーは欲望の猛りに蹂躙される快感に身悶えた。同時に見事な巨乳も上下に揺れ動く。 「またそうやって、おっぱいを揺らして俺を誘っているのか?」  ディランはすかさずJカップのバストを掴むと、そのまま激しく揉みしだいていく。 「やぁん! あっ、あぁッ! おじ様……もっと……!」  優しくしてほしいのか、それとも激しくしてほしいのか――快感の真っ只中にいるアイヴィーには、自身が何を要求しようとしているのかわからなくなっていた。 「あぁ、お前のその感じ入っている表情がたまんないぜ……」  ディランは乳房を揉みほぐしながら、雄肉を獰猛に穿ち続ける。 「あ、あぁんッ!」  アイヴィーは下肢を引き攣らせ、淫靡な嬌声を上げながら達した。 「く……ッ!」  ディランもまた、苦悩の面持ちで小さく呻く。 「……ったく、こんなに強く締めつけるなよ」  アイヴィーが達したことで、彼の下肢にも刺激を与えたらしい。その証拠に膣内を行き来する男根は、今にも爆ぜそうなほど張り詰めている。 「わかるか? 俺のものが硬く漲っているのが」  肉茎の硬さを知らしめるように、ディランは隘路を押し拡げて激しい抽送を繰り返す。 「あ……あぁッ……!」  熟れた媚肉は悦びに震えて、熱い肉塊をきつく締めつけた。  するとまた、猛々しい巨根は膣の中で硬く隆起していく。 「あぁっ……この感じ……たまらない……。中、もう……蕩けちゃいそう……」  アイヴィーは喜悦の笑みを浮かべると、獰猛な抽送に応えるように腰をくねらせる。 「だったら、もっと蕩けさせて何度でもイカせてやるよ」  ディランは雄茎を突き動かしながら、濃く色づいた乳房の先端も弄っていく。 「ひゃ、あッ!」  指先で何度も擦られて敏感になった乳首は、ほんの少しの愛撫で感じてしまい、アイヴィーはたちまち達してしまう。  艶を帯びた愛らしい顔と豊満な乳房にそそられたのか、ディランは陶酔したような表情を向けてくる。 「アイヴィーが感じるところ全て、俺がめちゃくちゃに乱してやりたくなるぜ……!」 「あっ、あぁっ! あぁぁん!」  乳房をもみくちゃにされ、痛いほど蜜壷を蹂躙される。そんな荒々しい情交も、今のアイヴィーには快楽でしかなかった。  ディランもまた、艶めかしく喘ぐ淫魔の体を貪り続けていく。  今この部屋に響き渡るのは、アイヴィーの嬌声とディランの熱っぽい息遣い、そして性器同士がぶつかり合う音だけである。それ以外の音は全て、この空間から排除されたかのように、一切聞こえてこない。 「は、あ……あぁ……。もう……イク……」  アイヴィーは全身を引き攣らせて、うわ言のようにつぶやく。 「ん……ッ……! 俺もだ……。今すぐお前の中に、ぶちまけたくてたまらねぇ……」  ディランの男らしい肉体は熱く火照っており、フェロモンを発しているように感じられた。 「あぁ、おじ様……」  彼の煽情的な姿に魅了されたアイヴィーは、恍惚の眼差しで汗ばんだ体を見つめていた。 「もう……出すぞ……」  そう宣言するなりディランは、腰を揺さぶりながらグイグイと突き入れていく。  その直後、剛茎は大きく脈動し雄の精を迸らせる。 「あっ、あぁぁッ――」  全身を弓なりに逸らし子宮を収縮させながら、アイヴィーは愛する男の熱い飛沫を注がれた悦びに鳴いた。  絶頂が引くと同時に気が緩んだのか、アイヴィーの意識は静かに昇天していった。
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