透明なあなた

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「…あなたも…ちゃんと愛されていますよ…。」 「…え?」 「ほら…」 視線をその人の頭に向ける。 水玉模様のリボンがさりげなく付けられていた。 「……。」 「…私もあなたが羨ましくなっちゃいます。 私みたいに華やかに着飾らなくても透明なままで そこまで大切にされるなんて… 私はリボンも買ってもらえませんから。」 「…ありがとうございます。 お互い無い物ねだりなんですね…」 自分も大切にされていることに気がつくと… その人は嬉しそうに微笑んで言った。
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