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ちょっとくらい 嫌なことがあっても
好きな音楽を聞けば
なんてことない
広いのに誰もいない道
好きな音楽を聞いて 泣いたって
なんてことない
ひとり帰り道
公園には誰もいなかった
ベンチに座って
ずっと音楽を聞いていたかったけど
それにしては 熱すぎる太陽
僕は公園を素通りした
もしベンチに座って音楽を聞いていたら
僕はずっと泣いていただろう
みんな僕にはないものを持っていた
その話が左からも右からも
前からも聞こえた
僕は悔しかったんだろう
だから泣いたんだ
僕が持っているのは イカれた頭だけ
自慢にも 会話のネタにもならないね
今日は
おばあちゃんの形見の指輪と
かっこいいと思って買ったネックレス
両方外して過ごしたんだ
なんだか 何からか解放かれた気分
そんなことも あるんだね
シャワーを浴びても
流れたのは汗だけ
それ以外 何も流れなかった
何も変わらなかったよ
そんな日だった
さよなら 今日という日
明日という日が来なければいいと
そう思ったのは何度目だろう
それでも陽はのぼる
それを僕は知ってる
だから明日という日に さよならしたい
ちょっと嫌なことがあっても
なんてことない
もっと大きな嫌なこと
随分前にあっただろう
でも それはそれ これはこれ
さよなら 今日という日
さよなら 明日という日
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