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「あ、リンちゃん起きた!」
「テンちゃんもだ!」
幼い姉妹が網戸を開けて室内に入ってきた。
僕達が寝てる時は触っちゃダメと両親に言われてるから、いつも起きるのを今か今かと待ってくれているのだ。
「リンちゃん、テンちゃん?」
柾さんが姉妹を交互に見つめた。
年長さんのさくらちゃんが僕を抱き上げた。
「うん、このコがリンちゃん!」
年少さんのこなつちゃんがこうた…いや、テンを抱き上げた。
「こなつのネコちゃんはテンちゃんって言うの!」
「そうかぁ。いい名前つけてもらってよかったなぁ。」
柾さんは僕達の頭を優しく撫でた。
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