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「やめろよ!そんな願いが叶うわけないだろう?僕達は捨てられたんだ!だからもう二度とみぃちゃんと真くんには会えないんだ‼︎」
自分でもびっくりするくらい怒った声で言ってしまった。
こうたは悲しそうに俯いた。
ごめん、と僕が謝ろうとした時、こうたは再び夜空を見上げてあっけらかんとして言った。
「そうだ、一番大事なお願いを忘れてた。流れ星さん、どうかお願いします!これからもずっーとふうたと一緒にいられますように‼︎」
目を閉じて、こうたはひたすら祈り続けている。
ーーーこうた、八つ当たりしてごめん。
そして…ありがとう。
そう言いたかったけど流れ星に願いをかけているこうたの邪魔をしてしまいそうな気がして、その時は口に出すのをやめた。
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