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〜第12回〜心当たりしかない〜
ルル 「こんばんわ。第12回始まります。『どうぶつ達の本音』のコーナーでございます。MCを努めます。僕、ダックスフンドのルルと。」
ハナ 「私、トイ・プードルとチワワのハーフのハナです。よろしくお願いします。」
カエルのアカペラ曲が流れる
ルル 「ついこの間まで人間達は、1日の大半家の外に出ていたのに、最近は殆ど家に居るみたいで、人間のご家族が居るどうぶつ達は最近寂しくないと言う声を多く聞きますね。」
ハナ 「聞きますね〜。しかし、一方で家に居るのに全然構って貰えない。と言う声も聞きますね。」
ルル 「どうやら人間達の間では、ある病気が流行っているみたいで、今まで外でお仕事をしていた人が家でお仕事をする様になったとか。」
ハナ 「家に居るのに構って貰えないのは寂しいですが、それでも前より構ってもらえる時間ができたのは嬉しいですね。」
ルル 「そうですね。何年か前から人間の家族の声は聞こえるのに姿は見えないというハイテクで奇天烈な機械があるみたいですが、やっぱり目の前に居るのが一番嬉しいですものね。」
ハナ 「でも、やっぱり一緒にいるならいっぱい遊びたいですね。」
ルル 「さて、今日のお便りです。動物名、ニホンザル。ハンドルネーム、『エリザベス』さんです。」
「こんばんわ。わたちは人里離れた山に住んでいて、時々人里に降りて遊びに行きます。
そこで、とっても優しい柴犬のマサルさんと仲良くなったのですが、最近わたちが甘え過ぎてマサルさんを怒らせてしまいました。
原因は分かりません。もしかしたら、お水とご飯を貰ったり、毛繕いする時に間違って毛を抜いてしまったり、お家でずっと寝てしまったり、毎日お喋りしたり……。
ああ、考えるほど沢山思い当たりがありすぎて……。
今はごめんなさいをしても口もきいてくれません。
どうしたら良いのでしょうか?
わたちマサルさんが大好きなのです。
このまま、人間たちの言う犬猿の仲?になりたくないです。お願いします。」
ルル 「というお便りでした。あちゃ〜。色々やらかしていますね。」
ハナ 「良く今まで怒られませんでしたね。マサルさん凄い心が広いお方ですね。」
ルル 「これは絶対仲直りしてもらいたい。しかし、今はもう口も聞いてくれないんでしょう?一体、どうすれば……。」
ルルは唸りながら考える。
ハナ 「やっぱり、誠意を見せるのは大事ですもんね。例えば毎日エリザベスさんや、マサルさんの好物をあげるとか?」
ルル 「うん。その方法しか無さそう。もう、絶対マサルさんの嫌な事はしませんっていうのを見せるのが一番かもしれないですね。」
ハナ 「ほかにいい案は思い浮かばないですが、仲直り頑張ってください!私たちは応援しています!」
ルル 「エリザベスさんお便りありがとうございました。またお便り楽しみにしております。
『どうぶつ達の本音』のお便りは、どうぶつラジオ局のどうぶつ達の本音係によろしくお願いします。」
ルル/ハナ 「もしかしたら、次はアナタのお便りが読まれるかも!どうぶつ達の本音コーナーでした!またね〜」
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