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〜第3回〜【S.Pゲスト】〜
ルル 「こんばんわ。第3回始まります。『どうぶつ達の本音』のコーナーでございます。MCを努めます。僕、ダックスフンドのルルと。」
ハナ「私、トイ・プードルとチワワのハーフのハナです。よろしくお願いします。」
クラッシックにアレンジされた「笹の葉さらさら 」がゆっくりと流れ始める。
ハナ 「今日は、七夕の音楽が流れています。かっこよく、穏やかなアレンジですねぇ」
と、音楽を尊重するように囁くように話す。
ルル 「そうですねぇ。今日は残念ながら雨ですが、この音楽で広がる空は、雲一つなく沢山の星が輝き、彦星様と織姫様がゆったりと天の川を渡る事ができそうです。」
と、ルルも囁くように話す。
いつもの、明るいバラードがゆっくりと流れ始める。
ルル/ハナ 「はっ!!終わっちゃった!!」
ルル 「つい聴き入ってしまいましたが、今日のお便りです。」
ハナ 「いや、その前に…いつのまにか私達の隣にいらっしゃる。男女のお二人は誰ですか?」
ルル 「へ?……うわぁ!!」
「うわぁ!!って酷いな〜。ねぇ織ちゃん?」
「そりゃビックリするわよ〜。今日はサプライズで来たんだもの〜。大成功ね!星ちゃん!」
ルル 「へ?…も、も、もしかして。彦星様と織姫様!?」
彦星/織姫 「だーいせーいかーい!」
ハナ 「ビックリです。スペシャルゲストですね。後でサイン貰っても良いですか!」
彦星/織姫 「良いよ〜」
織姫 「せっかくだから、リスナーの方にも10人にもあげちゃう!」
彦星 「僕、元水牛だし、織姫は動物大好きだし〜」
織姫 「後で、貴方達をモフらせて欲しいの。天界には動物がいなくて……。」
彦星 「月に行くと兎さんがモフらせてくれるんだけど、なんせ月は遠い……。」
すんごい好きなんだろう。悲しくて悔しそうな感情がひしひしと伝わってくる。心做しか涙声である。
ルル 「そうなんですか。良いですよ。存分にモフりまくって下さい!」
ハナ 「そうですね。せっかく来てくださったのだから存分にモフって下さい。」
ルル 「リスナーの皆さん、お便りをくれた10名様に抽選でプレゼント致します。」
ハナ 「家宝にしましょう!」
ルル 「では、改めまして今日のお便りです。
動物名、ファンシーラット。ハンドルネーム、『ぱら』さんのお便りです。」
「こんばんわ。あたち、七夕のお話が好きで、何度もママさんに絵本を読んでもらうのだけど、雨が降った年はもう絶対会えないのですか?会えるように応援出来る方法ってありますか?」
ルル 「というお便りでした。覚えたての文字を一生懸命に書いたのですね。せっかくなので、ご本人に聞いてみましょう。」
彦星 「昔は7月7日は旧暦だけで、雨が降ったらその年は全く会えない。運が悪かったら何年も会えないっ事も珍しくありませんでした。」
織姫 「私達、会えない間ずっと真面目に一生懸命お仕事を頑張ってたのね。すると、私のお父様が2人の頑張りを認めて下さって、旧暦と西暦の7月7日に会うことが許されたのよ」
彦星 「あと、僕が織ちゃんにどうしても会いたくて、真面目にお仕事をした後ひたすら筋肉、体力を鍛えてると、いつの間にか、小雨ぐらいの天気だと気合いで渡れる様になっちゃいまして。」
織姫 「そうそう。あの日はビックリしたわ。雨が降ってるし今年は会えない〜って泣いていたら、星ちゃん牛の姿で私の目の前にいるんだもの。
しかも、すっごく筋肉ゴリゴリになって!私、嬉しさとビックリで更に泣いちゃって。」
彦星 「いや〜。織ちゃんに会いたい一心で……。気づいたら織ちゃんの所にいました。」
織姫 「年に2回会えるようになってから、年に1回は会える事が増えてるわ。」
彦星 「お便りをくれた『ぱら』ちゃん応援もしてくれるんだね。嬉しいね!そうだな〜。短冊に『織姫と彦星が会えますように』と書いて笹に飾ってくれたら、この彦星。また気合いで織姫に会いに行けるかもしれません。」
ハナ 「素敵ですね。愛の力ですね。」
ルル 「ええ。何年もお互いを想い合う2人の愛にお父様も心を動かされたのでしょう。」
ハナ 「ぱらさん、お便りありがとうございました。またお便り楽しみにしております。
『どうぶつ達の本音』のお便りは、どうぶつラジオ局のどうぶつ達の本音係によろしくお願いします。」
ルル 「今日のスペシャルゲストは、彦星様と、織姫様でした!本当にありがとうございました!」
彦星/織姫 「ありがとうね〜!サインこれから書くからお楽しみに!バイバーイ!」
ルル/ハナ 「もしかしたら、次はアナタのお便りが読まれるかも!どうぶつ達の本音コーナーでした!またね〜」
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