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私は、松浦奈那美(まつうら ななみ)。
10歳の頃私は、両親を亡くしていた。
妹とも生き別れ、私は一匹狼で生きていく他なかった。
私は、親から伝授された古武道を用いて、歌舞伎町に出ている。
何年経っても事件が起きている中なので、油断はできない。
私は、悪しき奴らは刀で始末しようと、誓っていた。
それは…、亡くなった両親の、敵討ちのために…。
『ありがとうございましたー。』
コンビニの袋を片手に、無言で外に出る。
中にはメロンパンとコーヒー牛乳が入っている。
これは夜食として毎日食べている。
私の周りには、友達も、誰もいない。
家族を失い、ずっと孤独で生きてきた身だ。
妹も、どこにいるのかわからない。
裏路地に座り込み、買ってきたメロンパンを口へ運んだ。
奥で争い事が聞こえる中、私は黙々とメロンパンを食べ続ける。
本当は騒がしくて全然集中できないけど。
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