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現在、午前7時。
いつもなら遅く起きるのに、今日は珍しく朝早くから目が覚めた。
私は巣の中で、スマホの画面を覗いていた。
昨日の事件が、早速ニュースとなっている。
あのビルで一般の女の人が、大屋によって殺された件。
きっと記者がそれを聞いて、ニュース記事に載せたのだろう。
仕事が早い。
若葉は、隣で寝息を立てている。
若葉の可愛い寝顔は、幼い頃から変わらない。
そっと優しく撫でると、猫のように身体を丸める。
こんな姉の元に、こんな可愛い妹ができて、本当に良かったと思う。
「…気晴らしにどこかぶらつこうかな。」
若葉を巣で寝かせておき、私は外に出る。
朝の街は静かだ。
少々吹く風が心地良い。
流石夏って感じだ。
(そうだ、朝食を買っていこうかな。コンビニににでも行こうか。)
私はそう心の声で呟き、いつも行っているコンビニへと足を運んだ。
「いらっしゃいませー。」
朝早くからお疲れ様です。
確か若葉は、「甘酸っぱレモンブレッド」が好きだったはず。
ついでにレモンティーでも買っていこうかな。
それだけ若葉は、酸っぱい物が大好きって事。
私はいつものメロンパンをかごに入れる。
お、これ最後の1個じゃん。ラッキー。
私はそのメロンパンをかごに入れ、レジへ向かおうとした。
その時だった。
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