3人が本棚に入れています
本棚に追加
「「松浦の姉貴」!」
「…は?」
「どうかこの俺に、「姉貴」と呼ばせてくれ!!」
……。
え?
は?
「え、ちょっと待っ……。」
「いや、待てねえ!俺、姉貴の実力が身に染みたんだ!
あんたん所で修行させてくれ!弟子にしてくれ!姉貴!!」
突然彼に、「姉貴」と呼ばれてしまった。
若葉から「お姉ちゃん」と呼ばれるのは慣れっこだけど、「姉貴」は流石に…。
「ちょっと、恥ずかしいよ…///」
「姉貴!目ぇ逸らさないでくれ!見捨てないでくれぇ!!
俺、あんたとチーム組みたいんだ!
あ、別に強制って訳じゃねえ!ただ、姉貴って呼ばせてもらうだけでも構わねえ!!
頼む!姉貴!!」
「うぅ…///」
もう逃げたい、立ち去りたい…。
姉貴って呼ばれるだけで顔が熱くなる…。
「お姉ちゃん、ここは賛同してもいいんじゃない?多分そうしないと行かせてもらえないと思うし。」
「えぇ…。」
若葉…、そこは止めてよ…。
お姉ちゃんもう恥ずかしくて耐えられないよ…///
でももう、そうするしかないか…。
「勝手にして…///」
「…!姉貴ーーーーー!!」
恥ずかしさのあまり、私ほそっぽ向いた。
こうして、私の元にもう一人、仲間ができたのだった───。
最初のコメントを投稿しよう!