Chapter3 暗夜

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 現在、アジト。  私はここの主将として、多くの部下を率いている。  そんな中、私と1人の部下はある部屋で2人きり。  今はその真っ最中なの。  赤とピンクの光に包まれた部屋。  「ほーら、いらっしゃい。好きなようにしていいわよ♪」  「佐江子様、マジすか?」  「ええ。ご褒美だもの。い~っぱい可愛がって、あ・げ・る♪」  「あぁ…///佐江子様あぁ!」  部下が私の身体に飛び付いてきた。  …その時だった。  「佐江子様!ご報告があります!」  「あら?そう…。  ごめんなさいね、ご褒美は後回しみたい。」  「え、ええぇ…。」  あら、悲しそうな顔しちゃって…。  まあいいわ。終わったらたっぷり可愛がってあげるからね…♪  「何かしら?報告って。」  会議室に集まり、報告を聞いてみるとする。  「ええ。この女ですが…。」  写真を渡され、それを覗いてみた。  写っていたのは、さっき会った刀の少女だった。  確か、妹もいたはず。そんな彼女が、今の事件を必死こいで追っている。  「名前は「松浦 奈那美」。彼女は凄腕の刀使いだそうです。」  「そうらしいわね。実際私も会った事あったし、妹もいたはずよ。」  「というと…?」  その目的はただ一つ…。決まってるじゃない…。  「…妹の方を拐うわ。」  「え?」  「妹を拐えば、自然と彼女に近付けるだろうし。  相手にするのであれば、それが丁度いいわ。」  「なるほど…。」  この目的に専念するため…、私は作戦を立てておいた。  まず、隠れてやり過ごす。  妹は姉にくっついてばかりだから、1人になった時に隙を見て不意を突く。  多分不意打ちに弱いだろうし、それをうまくやれば武器も弾ける。  そして姉の方は妹を助けるはずだから、まず姉を殺し妹も殺す。  ここまでが、私の作戦…。  「そうと決まれば、早速準備に入るわよ。」
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