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現在、アジト。
私はここの主将として、多くの部下を率いている。
そんな中、私と1人の部下はある部屋で2人きり。
今はその真っ最中なの。
赤とピンクの光に包まれた部屋。
「ほーら、いらっしゃい。好きなようにしていいわよ♪」
「佐江子様、マジすか?」
「ええ。ご褒美だもの。い~っぱい可愛がって、あ・げ・る♪」
「あぁ…///佐江子様あぁ!」
部下が私の身体に飛び付いてきた。
…その時だった。
「佐江子様!ご報告があります!」
「あら?そう…。
ごめんなさいね、ご褒美は後回しみたい。」
「え、ええぇ…。」
あら、悲しそうな顔しちゃって…。
まあいいわ。終わったらたっぷり可愛がってあげるからね…♪
「何かしら?報告って。」
会議室に集まり、報告を聞いてみるとする。
「ええ。この女ですが…。」
写真を渡され、それを覗いてみた。
写っていたのは、さっき会った刀の少女だった。
確か、妹もいたはず。そんな彼女が、今の事件を必死こいで追っている。
「名前は「松浦 奈那美」。彼女は凄腕の刀使いだそうです。」
「そうらしいわね。実際私も会った事あったし、妹もいたはずよ。」
「というと…?」
その目的はただ一つ…。決まってるじゃない…。
「…妹の方を拐うわ。」
「え?」
「妹を拐えば、自然と彼女に近付けるだろうし。
相手にするのであれば、それが丁度いいわ。」
「なるほど…。」
この目的に専念するため…、私は作戦を立てておいた。
まず、隠れてやり過ごす。
妹は姉にくっついてばかりだから、1人になった時に隙を見て不意を突く。
多分不意打ちに弱いだろうし、それをうまくやれば武器も弾ける。
そして姉の方は妹を助けるはずだから、まず姉を殺し妹も殺す。
ここまでが、私の作戦…。
「そうと決まれば、早速準備に入るわよ。」
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