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「ほぇ~、ここが姉貴の…。」
「土足でいいよー。」
現在、私の巣。
さっきの戦いで青年と和解し、とりあえず巣を紹介する。
青年の名前は、「西園寺 涼介(さいおんじ りょうすけ)」というらしい。
バリバリの武闘派で、何よりも荒くれ者だ。
でもさっき、「大屋の事件を協力する」とは言っていたから、そうなれば心強い。
「んじゃ、今日から世話になるわ。よろしくな、姉貴!」
「…というか、あんたを弟子にした訳じゃないから、勘違いしないでよね。」
「わかってるよ。でも、大屋の事件を追う協力者となるのは変わりねえだろ?」
「そうかもしれないけどさ…。」
初めて入った仲間がこんなんでいいのだろうか…。
協力するのは構わないが、後先が不安だ…。
「もう一つ、お姉ちゃんは私のお姉ちゃんだよ!お姉ちゃんに手を出したら、私が許さないんだからね!」
「はいはい、わかってるよ。」
(うーん、若葉も涼介もどっちも同じだ…。)
そんなくだらない空間の中で、私はため息をついた。
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