浮遊

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浮遊

人が空を飛んだら、どんな気分なんだろう ただの空想上の話をバカ真面目に考えて、 僕は期待を込めながら浮遊してみることにした 空はとっても開放的で、夢心地だった 悩みなど考えなくていい世界がその場には広がっていた あぁ、これだ。 そう確信して、僕は空を飛んでいた 子供部屋で首を吊っていた男の子が見つかったのは、近所から異臭がすると通報を受けてからだった。 不思議と男の子の表情は微笑んでいたという。
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