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※ 以下も私の妄想です。
もしも、死後の世界があるとするならば、人々の嘆きの声は死者に届いているかもしれない。だから、『もったいない』『生きていてほしかった』と思うことは無駄ではない。
死んだ後に、ここまで悪口を言われないのだから、彼の人生は、多くの人に正しいと受け入れられていた。好かれていたし愛されていた。
人々の嘆きが彼に届けば、きっと、彼は自分が死を選んだことを後悔する日がくるだろう。三浦春馬さんに、その機会が与えられることを、私は望むし、それを祈る。
何かにつまずいて、死を選びたくなることもある。
でも、そのつまづきは、本当に死を選ぶほどのものだろうか?
人の悩みは千差万別で、この人は簡単に乗り越えているけれど、この人には大変そうだということもある。この人はこの悩みは辛そうだけど、こっちは悩みとも思ってないんだということもある。
悩みはその人にしかわからない。
誰かの助けで抜けられる悩みだってある。
でも、そうでない悩みだって、あるのかもしれない。
死ぬことでしか抜けられない悩み。
そんな悩み、あってたまるかと思う。他の人ならば、簡単に抜けられるかもしれない。でも、自分には簡単だから、他人も簡単にできると思ってはいけない。
一回死んでみなければ、わからないことだってあるだろう。
動いて動いて、考えて考えて考えられなくなって、それでもまだがんばれって、鬼か?
他にもう道が見つけられなくなったら、それもアリかもしれない。
がんばってがんばってがんばったんだもん。
休みたい。
何も考えずに、眠りたい。もう起きて、昨日と同じ今日を、明日を過ごしたくはない。
そして死を選ぶ。
次なんてなくてもいい。
でも、もしもそれで次があったら?
『三浦春馬』という生は終わってしまったけれど、それで新しい朝が来たら?
別の名前、別の場所、別の性別かもしれない。
まったくの別人として、それから毎日、目が覚める。
一からやり直し。
『三浦春馬』としての輝かしい評価はもう自分の物ではなくなる。顔も違っているかもしれない。
家族も友達も変わってしまう。
恋人だって、いなくなる。
新しい自分。
すっごくいいことのようにも聞こえるかもしれないけれど、かなり面倒くさいぞ。また小学校から勉強もしなおしだし、日本に生まれるとは限らない。学校に行きたくても行けない場所かもしれない。日本だったとしても、コロナは収まっていないし、近い未来、戦争中に思春期を迎えることだって考えられる。
それに、きっと、一度つまづいたことは、同じことでつまずくことになる。その人が変わらなければ、悩みは終わらない。
死んでも変わらない。
その人が変わらなければ
同じことで、またつまづく。
人は死ねば、どこへ行くのかわからない。
消えてしまうのかもしれないし、魂は永遠で、生まれ変わるのかもしれない。
いいことをしていれば極楽が用意されていて、悪いことをすれば地獄に堕ちるのかもしれない。いいことも悪いことも行動は関係なく、運だけで天国行き地獄行きが決められるのかもしれない。
それはよくわからない。
死んだわけではないので知らない。
死んでもペーペーなのでわからない。
人には色々な考え方がある。
それぞれの考え方を、否定して攻撃するのは、よっぽどなことがなければダメだと思う。
どんな意見も、すぐに否定するのではなく、どの部分が気に入らないのか、どこかにいいところはないかを考える。
どんなクソな書き込みにも、いいところはある。クソ部分が99.9%でも0.1%のいいところがあるだろう。どうしても相いれなかったとしても、がんばって発表したことは褒めてあげてもいいんじゃないか?
『エライ、(どう見ても叩かれる意見を)よく書きこんだ。キミのその勇気を称えよう』
私にはそれの批判を書き込む気概はナイ。
けれど、相手の考えを、自分と同じにする必要はない。
いろんな人がいてもいいと私は思う。変わり者は排除だったら、私は排除されるかもしれない。逆にそうなった時に排除されなかったら淋しいかもしれない。
いろいろな人がいてもいいと思う。
好き嫌いはある。でも、キライな人も、いなくなったら困る人なのかもしれない。
ワイドショーで知った晴馬くんの書き込みは、私は正しいと思った。
ただの一般論で、とても好きな考え方だった。
でも、それを嫌だと思う人もいたようだ。別の話を持ってきて、それに絡めて批判したようだ。
そういう人がいてもいい。
優しい社会に、なってほしい。
一人ひとりは悪くない。でも、集団になると、最悪。そうなってほしくない。
一人ひとりはいい人なんだから、優しい社会になってもいいんじゃないか? どうしてそうならないんだろう。
どうしようもなく死を選んだとして、自分が思った通りの道に行けるとは限らない。それでも死を選ぶか?
そこまで追い詰められているか?
考えて考えて考えて決めろ。
私は、もっと他のやり方はなかったかと今は思っている。
大切な人を傷つけて悲しませて。
後悔している。
でも、死ななければ、それはわからなかったことなのかもしれない。
だから、今を大切に生きて行く。
何が正解か、今もわからないけれど。
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