4 pet 全13話

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 私的に、petはかなりヤバかった。  途中までは、歴代トップ10に入る勢いだった。  司が好き。  ものっすごい好み。  顔も性格も好き。小さい頃の司もかわいいし、成長するとめっちゃカッコよくなる。そして司にキャンキャンまとわりつくヒロキがかわいすぎる。  それよりもなによりも3話がよかった。それまで使われていると思っていた司が、急に桂木に偉そうな態度になっていた。桂木も当たり前のように司にペコペコしている。  カッコいい。  桂木みたいな、上にはペコペコ下には横暴な人が気持ちいいくらいに司に従っている。それを当たり前のように振る舞っている司はもろ好み。  どうしてそんな態度になったのだろう? と思ったらヒロキがいなかった。司はヒロキの前では下っ端のフリをする。本当は組織のトップの養子になるほどに地位を上げているのに、下っ端のように振る舞う。  回を追うごとにその理由がわかる。所詮、司も組織に使われる側の人間だった。そして、組織に壊されていく。  壊れ方が『あらららら……』と、見事。有能でプライドが高い人の素敵な壊れ方。そして、そこまでヒロキがかわいいのかという溺愛っぷりもいい。大事な人間だから、危険な場所から離す。  しかし、司にはヒロキよりももっと大切な人がいた。林というおっさん。むさくて無口っぽいだけのいい人な感じの白い長髪のぽつぽつ髭のおっさん。なんでソレ? という感じがした。  ちなみに、petはBLではない。  ちらっとオープニングを見た時BLかな? と思った。絵面がそんな雰囲気を醸し出していた。だからとりあえず録画して、後で観ようと思っていた。  BLはとりあえず録画する。  たまに当たりがある。  SUPER LOVERSは当たりだった。  明るくて楽しくてすっごく好き。コミックも購入して、ますます気に入った。ほんわかと楽しめるBLは好き。  でも、精神的なつながりのあるBLも好き。エロいシーンは必要ない。あってもいいけどそれはメインに来ない。じらされるのは見てるのが面倒だが。  そもそも、BLはどうしてそういう関係になってしまったのか。そこに行ってしまう背景が耽美なのであって、無意味にするだけなものは興が失せる。  そこはサラっと流せ。溺愛状態をその場面で表現すな。  溺愛になるのなら、そこに至るまでの背景があるのだ。しかし、その背景をだらだら説明する必要はない。『こいつが必要』それさえわかればそれでいいのだ。  ご都合主義でいい加減な設定の物は『ブチ切れてもいいですか?』と笑顔で言ってみたい。「BLなめんなあ!そこになおれぇえええええええ」と叫びたくなる。たまに叫んでいる。  精神衛生上よろしくないので録画するだけして観ていないのがほとんどである。面白いアニメは、はじめの数分を観ただけでわかる。ちょっと見るだけで観たいと思える何かがある。 ※ あくまで個人的な意見で、私にとっての面白いと他の人にとっての面白いは違うはずである。  petは絵も綺麗だった。  アニメはやっぱり絵が大事。
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