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稲葉さんが観客がいるのかいないのか不安そうなMCをしてたから、『観てるよぉおおお!!!』ということを伝えたかった。
ライヴ会場だと、遠くからだと米粒大、近くても顔が判別できる程度だけど、PCからだとメガネをかけて観られるからすっごく近くて鮮明。
インタビュー時は怖いメイクをしているように見えたが、ライヴだとふつうに見えるヤツだったんだなとか。
テレビの時とも何かが違う。
ライブだと観客の熱気に応えるように、稲葉さんも身体全体で叫ぶ感じがするけど、無観客だとそれが少ない。
でも、もしも配信で観客がいるそれを観てしまったら、そこに自分がいない空しさを感じてしまうかもしれない。誰も観に行けていないのだと自分に言い聞かせ、記憶の中のライヴと映像をリンクさせる。
自分もそこにいるんだと、思い込む。
声、音楽、包まれる熱気。
ライヴ会場、きっとでっかいドーム。
屋根はないほうがいい。
雨が降ったら、雨を感じる。
レインコートを着て、叫ぶ。
でも、やっぱり晴れている方がいい。
今日は満月。
月を見ながらのライヴは好き。
雨が降っても、その雲の切れ間から月が見える。
スタンド席。ステージから離れていても、空が見える。
プラスチックの席に座り、後ろの席だと少しがっかりしている。
でも、曲が終り、移動してくるメンバー。
満員の座席の中央にセットされる簡易ステージ。
後ろの方だったスタンド席からでもよく見える。
米粒から人差し指くらいの大きさに見えるようになる。
わきあがる歓喜の声。
会場が割れんばかり。
そんな妄想をして
『あいかわらずなボクら』を聴いた。
騙される感じのイネーバさん、大好きだった。
そんなことを思い出して、観ている映像にリンクさせる。
言葉も音楽と一緒。
その言葉に何も感じなければただの文字。
記憶を、想いを言葉に乗せる。
届けとスマホにつぶやく。
いままでずっと聴いていた音楽。何度も何度も繰り返し。その想いが、ぎゅっと詰まっていて、魅せられた。
そういう観方をすると、とっても楽しい。
想像というか、妄想を爆発させる。
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