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本当に好きだった相手を忘れるには、本人を前にして、きちんと別れを言った方がいい。じゃないと、こじれにこじれてこじれまくる。
それはいつか自分を壊す。
……ジャーマンスープレックスはしなくてもいいけど。あれを見た時、内心『ヨシっ』って思ったけど。
別れ話をメールなどで終わらせようとして逃げたら、法を犯さない方法で追い詰める。むしろ法を味方につけて追い詰める。世論を敵にしてはいけない。むこうは不義理を行っているのだから理はこちらにある。
不正をしている相手だからと言って、こっちも不正をしてはいけない。正々堂々ぶちのめす。
卑怯者には正攻法で行け。
儀式が終わっても気持ち的に赦せなくなったら、自分にこう言い聞かせる。
―― 光雄(仮)は私という無条件で愛してくれる存在を失うのだ。その損失を光雄(仮)は気づかないだろう。失って気づくがいい。気づいた頃には、私の心の中に光雄(仮)の居場所はない。私の中の、最もよい場所にあった玉座のような椅子は光雄(仮)の物ではなくなった。二度と光雄(仮)には座らせない。
自分を好きになろう。この時に悪いことをしていなければ、後ろめたい気持ちにもならない。晴れ晴れしい気持ちでお天道様の下を歩ける。それと、小さいことにはこだわるな。
相手が好きなのは私ではなかったのだ。
それは、相手を責めることではない。
そんな人間を好きになってしまった自分が悪い。
運命の相手ならば、そんなことにはならなかった。
というよりも、マジで運命の相手を間違えていた。別人を心の中の玉座に座らせていたことがわかって、穴があったら入りたいというか、平謝りせねばならない状態にはなった。
光雄(仮)よ。お前は私の大切な人ではなかったから、二度と私の大事な人にはなれないのだよ……。好きになって申し訳なかった。
そういう感じで吹っ切れた。失恋を癒すには新しい恋という話も聞くが、私は新しい恋を始める前に、古い恋はちゃんと終わらせた方がいいと思う。別の恋でごまかそうとするのは、自分にも新しい相手にも失礼だ。
……アニメを観た感想文だったはず?
ちなみに麻藤さんが『マトさん』に聞こえるみなれの話し方も好き。
あと、沖さんが思っている以上に気になっている。
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