3.9 BLOODY MONDAY

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3.9 BLOODY MONDAY

 予定にはなかったけれど、三浦春馬さんの訃報を聞いてBLOODY MONDAY にした。三浦春馬さんが主役でドラマ化して、原作から大好きな話。  週刊少年マガジンの発売日になったら、コンビニに行って真っ先に読んでいた。高校生の天才ハッカーが悪い組織と戦って勝つ話。簡単にまとめたが、もちろん、それだけでは私の好きな話にはならない。それがかなり面倒くさくいろいろなことに絡まっている。でも嫌味なくスカっと読めたように思う。  主人公の高木藤丸が表と裏の顔を持っていて、裏は天才ハッカー『ファルコン』で悪いヤツをキーボードをカシャカシャやって倒す。この設定からしてワクワクした。親友の後の総理大臣の孫の九条音弥もカッコよかった。名前も好み。  1話くらいで『バックアップ』と称して藤丸は自分がしたことを音弥に話す場面があったように思う。もしも自分に何かあった時に、自分以外の所にデータを残すためだった。親友の使い方として正しいのか? と思ったが、音弥本人も納得しているようだったし良いのだろうと自分を納得させた。  どんでん返しの多い話で、藤丸の秘密を全て知っているクールでかっこいい音弥が裏切る話があるのではないかとヒヤヒヤして読んでいたが、最後まで彼は藤丸の親友でいてくれてよかった。音弥の表情が乏しいだけだったんだね。イケメンは冷たく見られがちだからね。  それはともかく『天才』が主人公なので、安心して読めて楽しめた。私が最も好きなパターン。勧善懲悪かつ普段はのらくらしている天才が主人公。藤丸は警察の裏組織で着々と地位を上げていく。しかもイラストが半端なく綺麗。  私が嫌う要素が少ない。  そのマンガがドラマ化することになった。  なぜ、アニメ化ではない? と思った。  とにかく作画が好きだった。  でも、主人公の藤丸が三浦春馬さんだった。  かっこよすぎて彼を観るためにドラマを録画したと言っても過言ではない。  ストーリーは原作の方が好きだった。だから別物として観ようと思った。それでも十分に面白い。原作の方が圧倒的すぎに好きだったが、ドラマとしても好きだった。  原作は私の中の好きな漫画の歴代トップ20くらいに入るがドラマはそこまでではない。でも、全てのドラマの評価をABCの三段階にしたらAランク。  個人的には春馬くんが音弥をやってほしかった。でも、そうすると春馬くんの登場シーンが減ってしまうので悩めるところだった。  原作の藤丸の顔も好きだけど、顔の雰囲気だけで考えると音弥を演じた佐藤健くんと入れ替えた方が私のイメージに合う。健くんの方がまるっとしていて藤丸のイメージ。  原作では童顔な感じの藤丸が天才ハッカー『ファルコン』で、それがいいのだ。しかし、春馬くんがかっこよすぎたからすべて許す。ちなみに佐藤健くんも好き。Jの役だった成宮君も好き。  カッコいいが正義なドラマ。
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